「今月末で●●さんが最後なので、色紙に寄せ書きをお願いしまーす」
なんて、転職される方へのメッセージをお願いされることってよくありますよね。
つい最近、私の会社でも色紙が回ってきました。
来月から転職で他県に行ってしまう鈴木くん(仮名)宛ての寄せ書きです。
そこで、業務の合間に「よし、書くか~」とペンを握った私は、
鈴木くんとの思い出を振り返ってみました。
・・・回想中・・・
回想から約15秒後に私は気づきました。
…あれ?特に思い出に残るような記憶がないかも??
そうなんです。
大変なことに気づいてしまいましたね。
実は、私と鈴木くんは同じフロア内で働いているけど、
部署も違うし、仕事でも関わらないし、
しかも会話という会話は今まで一度もしたことがなかったのです。
そんな微妙な距離感の同僚あてになんてメッセージを送ったらいいのでしょうか…
さて、困りましたね。
あなたはこんな時、寄せ書きになんて書きますか?
今、パッと思いつかなかったそんなあなたの為に、
転職する人へ向けたメッセージのポイントと例文をご紹介します!
目次
メッセージは相手との関係性によって使い分けよう!!
まずメッセージを書く上で一番大切なのは、
退職する方へ今までお世話になった「感謝の気持ち」を伝えることです。
普段直接の関わり合いが無くても、
もしかしたら間接的にお世話になっていることがあるかもしれないので、
必ずメッセージのどこかに感謝の言葉を入れるようにしましょう!
★上司・先輩の場合
まずは、上司や先輩など相手が目上の人の場合ですが、
メッセージを書く上で一番気を付けたいのが「敬語」です。
もちろん、すごく親しい場合など関係性によって言葉づかいも変わってくるかと思いますが、基本的には敬語を使用したほうが無難です。
<例>
○○先輩へ
〇年間、大変お世話になりました。
先輩の下で働かせていただき、入社してから色々なことを学ばせて頂きました。
入社当時は、社会人としてのマナーや業務のことなど、
優しくご指導いただきありがとうございました。
私もいつか〇〇先輩みたいに、後輩から慕われる存在になれるように頑張ります。
新天地でのご活躍をお祈り申し上げます。
★同期・同僚の場合
次に、同時期に入社した同期やふだん同じチームで働いている同僚などに向けてのメッセージです。同期なので親しみを込めてフランクな言葉づかいであったり、
思い出のエピソードなどを盛り込んだメッセージにしましょう。
<例>
〇〇さんへ
〇年間、大変お世話になりました!
いつも私の業務が詰まっているときに、
さりげなくフォローをしてくれてありがとう!
○○さんと同じチームで働けて本当に楽しかったです!
特に課対抗のボウリング大会のときの、あの独特なフォームは一生忘れません(笑)
新しい職場でも○○さんらしく頑張ってくださいね!
★後輩・部下の場合
続いて、後輩や部下など相手の立場が下の人の場合です。
敬語を使うと少し冷たい印象を与えてしまう可能性もあるので、
ある程度砕けた言い回しや言葉づかいのメッセージにしましょう。
<例>
○○くんへ
〇年間、お疲れさま!
色々とお世話になりました。我が部のエースが居なくなってしまうのはとっても痛手だけど、そんな○○くんならきっとどこに行っても上手くやっていけると思います。
新天地でもいつものガッツで頑張ってね!
★接点があまりない人の場合
最後に、あまり会話をしたことがなかったり、直接の接点がない人に向けてのメッセージです。ほんの少しだけでも接点があれば書きやすいけど、何の接点もない人に向けてなんて、ぶっちゃけ何も思い浮かびませんよね(笑)
そんなときは、開きなおって定型文で書いてしまいましょう!
自分から見て接点がない相手は、相手から見ても同じなんです。
きっと文脈で「ああ、書くことなかったんだな…」と、察してくれます(笑)
<例>
○○さんへ
短い間でしたが、お世話になりました。
あまり話す機会はありませんでしたが、
○○さんの仕事っぷりはいつも先輩が褒めているのを聞いていました!
○○さんともっとお話ししてみたかったです。
新しい環境でも頑張ってくださいね!
まとめ
1.大切なのは「感謝」の気持ちを伝えること!
2.目上の人には、基本的に「敬語」を使う!
3.親しい人には、フランクな言葉づかいや思い出のエピソードを盛り込む!
4.あまり接点のない人には、定型文でOK!
転職者へメッセージで悩んだ場合は、上記4つのポイントを守って書くようにしましょう!
きっとあなたの思いやりのこもったメッセージは相手に喜んでもらえると思いますよ。
それでは、あなたが素敵なメッセージを書けることを祈っています。
コメントを残す