自分は地方大学出身で、うまく転職に成功して、今はそこそこの企業に勤めています。大学は地元の人なら知っているかなというレベルで、そんなに有名ではありません。
今回はうちの会社に生息するモンスターと、転職に果たして学歴が必要かを考えていきます。
目次
学歴は自慢するな。学歴モンスター登場
会社に学歴を自慢する人がいます。毎年新入社員に出身大学を聞いて、自分より低いところだとあからさまに小馬鹿にします。同じ大学か、それ以上のレベルの大学の人といつも一緒にします。
地方大学出身の自分は見抜きもされませんが、その人は熱心なことに派閥的なものを作っていて、おべっかが苦手な自分としてはただただ面倒です。
仕事はというと少々プライドが高いように思えますが、まぁ、普通です。ただ、目を離せないのが客先に行ったときです。同じ大学の出身の人とは気が合うらしくよく契約を取ってきますが、客先の方が自分以下の大学と知ると、あからさまではないですが、小馬鹿にするような態度を取ります。
自分は心の中で「学歴モンスター」と呼んで、付かず離れずの距離にいるようにします。討伐はできていません。
学歴?職歴っしょ。職歴モンスター登場
学歴モンスターの上位種に職歴モンスターがいます。
「俺は超一流企業にいたんだけど、好きなことができなくて、ここなら好きにできると思ってきたんだよね」
はい、暗にうちの会社を小さいと言っています。まぁ、確かにその人がいた企業より小さいのは事実です。
職歴モンスターは、学歴モンスターより職歴がある分、仕事はできます。仕事はできますが、こちらを見下した態度を取ってくるので、なかなか提案を受け入れられてもらえません。話をよく聞くと、超一流企業にいただけあって、「なるほど、いいね」という提案なんですが……。
なにが言いたいかと言うと、学歴にしろ、職歴にしろ、役立つ場面はありますが、自分の立ち位置をしっかりと分かってないと生かせないということです。
では、転職活動においてはどうでしょうか。
あなたの手持ちのカードは何ですか
十数年前、就職して2年目の友人が転職活動で愚痴をこぼしたことがあります。
「社会人になってからのことをいろいろと準備したのに、大学時代のことばかり聞かれて参った」
しがないサラリーマン(新種のモンスターではありません。念のため)になって十数年経った今だからこそ断言できます。社会人1年目、2年目当たりは、社会人としての下地ができた頃なので、その人のことを見るのは、大学時代(つまり学歴ですね)の方が分かりやすいです。
そもそも大学を卒業して3年目までは「第2新卒」としてカテゴライズされることが多いです。
俺はしがない社会人だ。はああああぁぁぁぁ。
(髪が逆立ち、金髪になります。不思議なオーラのようなものも出ています。)
冗談はさておき、社会人としての経験が問われるのは社会人4年目ぐらいだと思います。自分は社会人8年目で転職活動をしましたが、大学時代のことを聞かれることはなかったです。
例えば、
「会社で一番成功したと思える仕事と理由を教えてください」
「会社でトラブルになったとき、どう対処されましたか」
「うちの会社でお持ちのスキルをどう生かせますか」
などを質問されたのを覚えています。
ちなみに、もしそのとき大学時代のことを聞かれていたら
「当時ハマっていたパソコンのオンラインゲームばっかりやっていました。当時の友人に廃人(なにかヤバいものに寝食を忘れて熱狂するモンスターのことです)といわれ……(キリッ)」
なんて答えられません(当時の私はなんていい訳していたのでしょう)。
はい、要はそのときのあなたの手持ちの武器が問われるのです。
これが「学歴はいらないとは断言できない」といった理由です。
「学歴だ、学歴だ」という人は、さぞ頑張っていい大学に入ったのでしょう。自慢したい気持ちは分かります。しかし、過去の自分の栄光をひけらかしたところでアピールにはなりません。今の自分が積み上げたことを丁寧に面接官に説明してください。
まとめると
1 1年目から3年目までは学歴
2 4年目以降は職歴
3 会社に入ったら、学歴、職歴関係なし
(そのときの立ち位置で頑張りましょう)
友人から聞いた話や自分の経験をまとめるとこんな感じになります。もちろん、会社によって例外はあります。転職活動のとき、境目の人は社会人としての自分、学生としての自分、それぞれの備えをしっかりして臨んでください。
コメントを残す