自己PRとは「自分」という商品を企業に売り込む最大の武器なんです。どんなに良い長所や有利な資格を持っていたとしても、売り込む方法を知らなければ企業に「自分」という商品をアピールすることは出来ません。
内容が薄~い自己紹介のようになってしまわないように、今回は転職時に知らなきゃ損する自己PRの考え方をご紹介しますね。
目次
企業の「知りたい事」と『自分』という立場を理解しておこう!
まずは自己PRで企業がどのような事を知りたいのかを理解しておきましょう。知りたい事がきちんと分かっていれば、その答えを自己PRに入れることで企業へのアピールは十分に出来ますよ。
様々な企業がありますが自己PRで次の2点を主に見ている企業がほとんどなんです。
・応募者の今までの経験や仕事に携わる姿勢。
・応募者が採用後に企業にどのような利益をもたらしてくれるか。
この2点に関しては自己PRに入れておいても損することはまずないでしょう。具体的にどのように考えればいいのかは、もう少し先でお話しさせて頂きますね。
次に『自分』という立場を理解するという事ですが、自己PRは就職活動をしている人の状況によって使い分けをしなければいけないんです。
・初めての就職活動をしている人
・ブランクがあって就職活動を始めた人
・今現在も働いていて次の転職先を探している人
・前職をすでに退職していて転職先を探している人
その他色々な状況で就職活動をされているとは思いますが、この記事を見て下さっているという事は『転職先を探している人』という事だとは思います。
転職という事は以前にも企業に務めていたもしくは今現在も務めているという事ですので、企業側が知りたいとされる自己PRのうちの1つの「応募者の今までの経験や仕事に携わる姿勢。」に前職での経験などを取り入れた自己PRにすることが出来るんです!
企業側からしても実際に働いていた経験を具体的に入れ込むことで、経験や仕事への姿勢の信ぴょう性も高くなり、入社後の企業への姿勢も予測することが出来るんですよ。
自己PRで大事なこととは?
自己PRで最も重要なのが【順番】なんです!
➀結論(実績や強み)
➁結論の根拠となる具体的なエピソード
➂企業でどのように自分が役立つのか(利点)
この順番でもう1つ気を付けなければならないことがあります。それが簡潔に言うということなんです。
いくら企業が知りたい事の答えを言っていようとも、つらつらと長くしゃべってしまうよりも、簡潔にまとめた方がとてもいい印象になりますよ。
ただし!企業側からの提示で「自己PRを1分以内に」や「自己PRを3分以内に」などと指定された場合は、簡潔に言うことを意識しつつ時間いっぱいにアピールをした方がいいでしょう。
まずは企業が知りたいとしている2点の内の「応募者の今までの経験や仕事に携わる姿勢。」ですが転職者であるならば、そう難しく考えなくてもいいと思いますよ。
実際に前の職場でどのような仕事に携わり、どのような取り組みをし、どのような成果を上げることが出来たのかをまとめるだけでいいんです。2つほど例を挙げますね。
どれが「➀結論」で「➁エピソード」で「➂企業への利点」なのかに、分かりやすいように➀➁➂の番号も入れておきます。
【例文➀】
➀私の強みは協調性が高い事です。②自分自身の仕事だけでなくチーム全体の仕事の進み具合や出来具合なども把握し、「誰かが仕事が遅れている状況」を作るのではなく「みんなで仕事をこなしていく」状況を作るように努めました。そのためにも日頃からチームの社員に積極的に声をかけ密な関係を築き、ささいな事でも報告しあえる関係を作り上げました。③御社でも全員がスムーズに気持ちのいい仕事をこなせるように、積極的に声をかけ周囲に協調するようにしていきたいと思います。
【例文②】
➀私の強みはお客様に寄り添った営業スタイルが出来ることです。②お客様に対して会社が売りたい商品を売るのではなく、まずはお客様がどのようなものを必要としているのかをお聞きし提案してきました。また売り切る営業ではなく、繋がる営業を大事にしていましたので、お客様に対する細やかなフォローも大切にしてきました。このような積み重ねで前職では顧客の売り上げを前年対比120%という成果を上げることが出来ました。③御社でも長くお付き合いいただけるような営業を目指していきたいと思います。
実際に自分が何が優れているのか、何を得意としているのかを意識して自己PRを考えるようにするとまとめやすいですよ。
履歴書に書く自己PRはどうすればいいの?
面接の前に履歴書での採用試験(1次審査であったりします。)の時などに自己PRを書く欄がありますよね。そこでの自己PRの書き方は基本的には先ほどご紹介した順番で大丈夫です。
しかし書くという事なので、より見やすく分かりやすくするためには箇条書きをすることもオススメします。先ほどの例文②で例えてみますね。
・お客様に寄り添った営業スタイル
お客様に対して会社が売りたい商品を売るのではなく、まずはお客様がどのようなものを必要としているのかをお聞きし提案していくことで、顧客の売り上げ前年対比120%という成果を上げることに繋がりました。御社でも長くお付き合いいただけるような営業を目指していきたいと思います。
このように何が強みなのかを1番上に書き出すことでより分かりやすく伝えることが出来るんです。
まとめ
・企業が自己PRで知りたいことは「応募者の今までの経験や仕事に携わる姿勢。」と
「応募者が採用後に企業にどのような利益をもたらしてくれるか」である。
・転職者という立場であることを活かして自己PRに前職での経験を入れ込むと信ぴょう性も増しとてもいい印象の自己PRになるでしょう。
・自己PRで最も重要なのが「結論」→「具体的なエピソード」→「企業での利点」という順番で簡潔に言うとより分かりやすくて良い。
・自己PRを履歴書に書く場合には箇条書きをすることがオススメ。
今までの職場での経験や努力してきたことを自己PRとしてしっかりと伝えるようにしましょう。
そして自分の強みを理解した上でアピールすることが出来れば、自分という商品をしっかりと企業側に売り込むことが出来るんです。せっかくの武器ですので、最大限に活用しちゃいましょう。
コメントを残す