転職をするのに必ずと言っていいほど必要になってくるのが「履歴書」ですよね。中には1次審査が履歴書のみの企業もあります。
履歴書は企業側からすると「どんな資格を持っている人なんだろうか」や「今までにどんな会社にいてどれくらい務めたんだろう」などといったその人の情報を知りえるだけでなく、企業に対する意気込みや性格なんかも知るための情報源になっています。
履歴書を書く転職者側からしても「自分」を売り込む最大の武器なんです。今回は履歴書の中でも「印象」を最も左右する写真について「知らなかったでは済まない基本的なマナー」と「知っててよかったワンポイントアドバイス」をご紹介しますね。
目次
まずは履歴書に貼る写真の基本的なことを知っておきましょう!
一般的な履歴書の写真のサイズは縦40mm×横30mmです。履歴書の写真を貼る位置にサイズの指定が書かれていますので、サイズは事前にチェックしておくようにしましょう。
また写真は必ず3か月以内に撮影したものを使うようにして下さい。撮影から面接の間までに「髪の毛をバッサリ切った」や「急激に体系の変化があった」などといった、印象さえも変化してしまうような体の変化があれば、その都度写真撮影をするようにしましょう。
履歴書と本人の顔の印象が違っていて、雰囲気さえも違って見えるようでは企業側としても動揺してしまって、履歴書内においてマイナス要素になってしまいますよ。
次にどの撮影方法を使うのか決めよう!
撮影方法ですが、
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写真館で撮影してもらう
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スピード写真を利用する
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自分で撮影した写真を履歴書サイズに変更する
大体の人が以上の3パターンだと思います。
3つともメリットとデメリットがあるんです。
まずは①の写真館では、撮影代金が3つの中では1番高額になる可能性が高いですし、時間も1番かかってしまいますが、プロが撮影してくれるので顔の作り方から服装、髪型までプロのアドバイスをもらえ勝手に顔の位置取りもしてくれます。
何よりも撮影する機材設備が充実しているので、とても楽にキレイな仕上がりになるんです。
次に②のスピード写真ですが、自分自身で髪型や服装を決め顔の位置取りやイスの高さなんかも自分自身でしなければいけませんし、写真館と比べると写真の質は劣ってしまいます。
しかしスピード写真は駅やスーパーの片隅などによく置かれていて写真が出来上がるまでがとても早いので、写真館に撮影しに行く時間がない人や写真が急に必要になった時などにはとても便利です。
最近のスピード写真は画質もきれいになってきていますし、顔の位置取りには目安となる線が出てきたりもするのである程度の仕上がりにはなりますよ。
【ワンポイントアドバイス】
膝の上に白い何かを置いて撮影するとフラッシュを反射する効果があり、よりキレイな仕上がりになりますよ。白い服でも白い布でも白ければ何でもいいです。
最期に③の自分で撮影ですが、服装や髪形はもちろんのことですが、顔の位置取りや姿勢までとにかく撮影に関わる全てのことを自分自身でしなければいけません。
また撮影時の背景も自分で決めないといけません。基本的には白かブルーか薄いグレーが良い印象を与えられる背景色です。撮影時に他の物や人も映り込まないように気をつけなければいけません。
しかし自分で撮影だと、撮影して何度も自分でチェックできますし、写真の印刷代金も3つの中では1番安価になることは間違いないでしょう。
次にどんな「服装」で撮影するのか?
基本的に男性はスーツです。淡い色のスーツだとぼやけた印象になりがちなので、濃い色のスーツに派手すぎないネクタイにしましょう。しわや汚れのない白シャツを中に切るようにして、ひげなどもキチンと剃っておくととても清潔感がアップしますよ。
【ワンポイントアドバイス】
ネクタイは色合いによって印象が変わるものです。例えばですが、青系は「清潔感」、赤系は「情熱感」、ダーク系は「落ち着いた印象」です。あくまでも派手すぎないものを選ぶようにしましょうね。
女性は基本的には男性と同じく、淡い色ではなく濃い色のスーツで首元がスッキリしていて胸元が開きすぎていない白シャツやカットソーを中に着るようにしましょう。
ネックレスやピアスなどのアクセサリー類は全て取り外しておく方が印象は良くなりますよ。
どんな「髪型」で撮影するのか?
男性も女性も共通して履歴書で良い印象を与えるのは「清潔感」です。髪色が明るすぎるのは良くないですが、しばらく染めていなくムラが目立つ場合もあまりいい印象はないですね。
また、おしゃれやカッコよさや可愛さは、逆にマイナス要素になってしまうこともあるので気を付けて下さいね。
男性は顔に髪がかからないような程よく短髪で、ワックスで軽くまとめておきましょう。寝癖が付いたままだったり、気合を入れすぎてワックスを使いすぎてガチガチに固めてしまったり、ツンツンととがっていたり、無造作ヘアーにするのはやめた方がいいですよ。
女性も顔や眉に髪がかからないようにしましょう。髪の毛が長いようであれば後の低い位置に1つでくくり、前髪が目や眉にかかるようであればピンなどで固定してかからないようにした方が良いですね。
また女性はお化粧も立派な社会のマナーなので、派手すぎないようなメイクをするようしましょう。
撮影時に気を付けることとは?
写真館で撮影するならばプロからのアドバイスが入るので、気にしなくてもいいかもしれませんが、知っておいて撮影した方が大まかなアドバイスの時間は省けるので、時短にもつながるので知っておいて損はないですよ。
姿勢は猫背にならないように気をつけて両肩を開くイメージで、少し大げさなくらい背筋をピンっと張って伸ばすといい印象になります。
顔の角度は軽くアゴを引いて真正面を見るようにしましょう。上を見上げたり上目遣いになったり、アゴが突き出ていたりしないように気をつけましょう。
表情は無表情ではなく口角を少し上げてほほ笑む程度がベストです。口角を上げすぎて歯が見えるほど笑ってしまわないように気をつけましょう。
【ワンポイントアドバイス】
必ず口は閉じたままで撮影しましょう。ほほ笑む、ほほ笑むと考えこんでしまうと気が付かないうちに歯が見えるほど笑ってしまっている時もあるので、事前に鏡の前で練習しておくと撮影しやすいですよ。
撮影したその後は・・・
写真を貼る前に履歴書の写真を貼る位置のサイズを必ず確認しておきましょう。大きすぎたり小さすぎてはせっかくのいい写真を活かしきれません・
写真を貼るのはノリもしくは両面テープをオススメします。ノリはノリでもスティックのりがオススメです。液体のノリだと写真がよれてしまうこともあるんです。
スティックのりと両面テープは剥がれにくいんです。写真は剥がれないのが1番いいですからね。
【ワンポイントアドバイス】
写真の裏に名前を記入しておきましょう。最近定着しつつある「写真の裏にも名前を書く」ことですが、知らなかった人もいるのでは?
もしも写真がはがれてしまったら、誰の写真なのか分からなくなってしまいますので写真の裏にも名前を記入することは大切なマナーの1つです。そして「こんな細かなところまで気配りが出来るのか」と企業側にアピールできる箇所でもあります。
まとめ
・一般的な履歴書の写真のサイズは縦40mm×横30mmで3か月以内に撮影したものを使いましょう。
・撮影方法は「写真館で撮影」「スピード写真」「自分で撮影」の3つで、それぞれメリットとデメリットがある。
・服装は男性女性共に濃い色のスーツで中には白シャツを着るようにしましょう。男性は控えめな色のネクタイを選ぶとより良い印象になります。
・髪型は清潔感があり顔に髪がかからないようにしましょう。男性は程よく短髪で女性は髪の毛が長ければ後ろでくくるようにすると良いです。
・撮影時には背筋をピンっとのばして軽くアゴを引いて真正面と見るようにして、口を閉じたまま軽く口角を上げほほ笑むようにすると良い印象ですよ。
・履歴書に写真を貼るときは裏に名前を記入してスティックのりか両面テープで貼っておくと剥がれにくく万が一剥がれてしまった時も安心です。
今回は一般的な企業に正社員として転職する際に必要な履歴書に貼る写真についてでしたが、アルバイトやパートもしくはアパレル業界などでは私服での撮影の方が好ましいときもあります。
面接をする会社でどのような服装や格好で働くのかによっても写真は変わってきますので、面接する会社を事前に調べておくことも大事な事です。
履歴書に貼る写真1枚で企業の採用担当の人に与える印象は大きく変わってきます。事前にしっかりと準備をしてその企業に合った写真を撮影するようにしましょう。
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